無料でライブを楽しめたような思い出の映画!

学生時代はよく試写会を当てて出かけていった。学生時代というのはとかくお金がないので、無料で最新映画が観られる試写会という存在が有難かった。社会人になってからは、無料にこだわらずともよい懐事情になってきたのもあり、試写会プレゼントに応募すること自体なくなった。しかし、試写状が届いた時の喜び、行き慣れぬ会場へのアクセス方法を調べる時のワクワク、見知らぬお客達と会場に座って上映を待つ時の楽しさ、少し懐かしい。そんな試写会体験で最も思い出深い作品は『スクール・オブ・ロック!』。今でこそ主演のジャック・ブラックは日本でもよく知られているが、当時は「誰?この立派なお腹の兄ちゃんは?」という知名度だった。つまり、会場にいる人のほとんどが良い意味でまっさらな状態。そして映画がスタート。ジャック演じる、自分はロックでイケると思っている男が、実際は全然イケず、家賃も払えないので、友人になりすましてある学校の臨時音楽教師になり、ハッタリでロックを教えていくのだが、彼も生徒達も次第に本気になっていって…。映画が進んでいくにつれ、劇中のジャックと生徒達さながら、客席の私達もいつしか一体化していった。ラストのまさかのライブシーンには笑い声と一緒に拍手まで!こんな試写会は初めてだった。まるで無料で野外ライブを楽しみ、ノリで皆とハイタッチしたような。あの試写会を思い出す度、つくづく思う。皆、根はロックなんだよね。