観る前からトラウマになっている映画it

ジョニー・デップが苦手なものはピエロと答えたというニュースを読んで、思わず彼と握手したくなってしまった。何を隠そう私もピエロが苦手なのである。それはある映画、それも予告編だけで散々怖い思いをしたからなのだ。スティーブン・キング原作の『it イット』(1990・米)である。想像してもみぃよ、不気味でけたたましい笑い声をあげながら、逃げても逃げても、どこまでも追ってくる、白塗りに真っ赤な唇のピエロの姿を!怖いってばぁ。しかもその予告編を観たのは映画館ではなくテレビなのだ。つまり不意打ち。あまりの恐ろしさに、どうして『it イット』なんて映画をこの世に生み出してくれたんだ、と本編を観もしないで本気で怒りすら覚える始末。あれからン十年経った今まで『it イット』なんて絶対観ない!と思い続けてきた。しかし時代は便利なもの。ネットで情報をゲットできちゃうのだ、映像観ずして。あのピエロも誰か役者が演じているにすぎないと確認できれば少しはこの心も落ち着くはず。というわけでチャチャチャッと検索。あれを演じていたのは一体誰……えっ、ティム・カリー!?あの愛すべき怪優ティムさんだったの!?ヤ、なあんだ、そうだったんですか、それならそうと早く言って下さいよお!私結構好きなんですよティムさん!それなら観ますよ『it イット』、ええ!と、映像を引っ張り出してみた……が!うわわわわ、やっぱり怖い!あと10年はお預けだ!